車が要らなくなってしまうと
三井不動産レジデンシャルが、都内に駐車場のない戸建てを販売するそうだ(1月23日日経)。車が要らない層が増えているからだ。かつて分譲マンションでは敷地内に駐車場があることがステイタスで、駐車場数が住戸数に足りないと取り合いになった。それがいまや、既存マンションでは空き駐車場が問題化している。空いている分賃料が入らないので、マンション全体の管理費財源に穴をあけるからだ。このように、車不要状況は進展しつつある。車は巨大産業で関連産業の裾野も広い。これが要らない社会になってしまうと、産業構造の大変革が求められるだろう。最近のトヨタの危機感の表明はこうしたことにあるだろう。日産は大丈夫か。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.01.17
奈良 正哉
後見人行政申立て
認知症高齢者を保護する制度として後見人制度がある。後見人の申立てをするのは、制度上第一に親族が位置…
-
2025.01.16
奈良 正哉
やっかいな隣国大混乱
やっかいな隣国の政治的混乱はその度合いを増して大混乱になってきた。 わからないのは、一般の警察と…
-
2025.01.15
奈良 正哉
経営コンサルタント倒産最多
経営コンサルタント会社の2024年の倒産件数が、集計以来最高になった(1月10日東京商工リサーチ)…
-
2025.01.14
奈良 正哉
中国長期金利下落・日中逆転
中国長期国債の利回りが引き続き低下している。2024年12月3日の日経の小さな記事に、30年債の利…