さらば銀行
「さらば銀行 マネーは片手の中(12月4日日経)」と題する特集記事を読んで、背中に冷たいものを感じた金融マンは多いだろう。場面はインドネシアが中心だが、かの地では、銀行口座を持つ人が少ないことも手伝って、決済がスマホのアプリによってなされ、続いて、預金や融資も奪われつつある様子が描かれている。すでに銀行の店舗やATMは負のレガシーになっているが、そのうち銀行口座そのものが負のレガシーになるのかもしれない。多死少子化時代には、死亡した人の口座が閉じられ、子供が成人するころには、もはや銀行口座の必要性を感じなくなっているとすれば、銀行口座数は死亡した人の数だけ純減していくことだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…
-
2025.10.27
奈良 正哉
高市内閣支持74%
日経調査による高市内閣支持率は74%。調査開始以来2位になったそうだ。1位が鳩山だったり、5,6位…
-
2025.10.23
奈良 正哉
モームリ弁護士法違反
退職代行サービスのモームリが弁護士法違反の疑いで家宅捜索された。もともと同社のサービスは、弁護士し…
-
2025.10.20
奈良 正哉
政界再編の動きの中で
一連の政界再編の動きの中で、玉木氏は評価を下げてしまったようだ。お神輿に乗ってやってもいいが立派な…