赤いブロックチェーン
筆者はIT音痴なので、つい2,3年前まで、ブロックチェーンは、いかがわしい仮想通貨(現在の呼称は暗号資産)の存在の基礎となる、いかがわしい技術であると思い込んでいた。暗号資産が今後投資対象や決済手段として根付くかについては懐疑的な見方も多い。ただブロックチェーンは革新的な技術として幅広く利用されていくことは間違いないようだ。11月21日の日経のトップは、このブロックチェーンに関わる特許出願数が、中国が、米国を抑え、もちろん日本も抑え、ダントツトップであることを伝えている。将来の基幹技術が中国に握られてしまうかもしれないという自由主義経済圏の恐怖を、同紙が代弁しているようだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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