法律事務所単独では生きていけない?
大手法律事務所のTMIがベンチャーキャピタル(VC)を設立して、そこから法律近接事業に出資していくそうだ(11月4日日経)。ひとつの狙いは文字通り、法律知見を活かして関連事業を育成していくことだろうが、VCないしそれが出資する事業体を通じて、TMI本体が法律案件を取り込みたいとの意図もあるようにも思える。法律事務所が座って待っていても向こうから事件がやってくる時代は終わった。TMIほどの大手でもそのような危機感があり、法律事務所を中核とした総合的なビジネスモデルを基盤に生き残りを図るということだろう。中小に活路はあるか?
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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