機能不全の管理組合
「マンションクライシス」との表題で、日経がマンションのリスクについて連続コラムを掲載していた。その中で管理組合の機能不全が言及されている。管理組合の理事は住民の持ち回りが多いと思われる。大規模修繕の準備期間などに当たると、やることは多いし、住民のコンセンサスを得る手続きも増えて、とんだ貧乏くじだ。さらに、住民の多くが二次取得者である外国人だと、理事の苦労は並大抵ではないだろう。新築取得者だとマンションへの愛着も深いし、分譲業者からの説明も手厚いので、管理組合についての理解もある。これが二次取得者だとそうはいかないだろう。さらに外国人では日本語の管理規約が読めなかったり、集合住宅の共同管理といった概念に馴染めない人も多いだろう。大変だ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.10.14
奈良 正哉
総理は誰に
政局は面白くなってきた。自民公明のお別れについては、選挙が心配な議員を除いて、自民支持者も議員も学…
-
2025.10.08
奈良 正哉
クック理事解任ならず
少し古いニュースである。トランプ大統領は、FRB黒人女性民主党政権選出のクック理事の解任を求めたが…
-
2025.10.07
奈良 正哉
高市トレードいつまで
高市トレードで日経平均株価は2,000円の大幅高だ。2,000円安となった石破総裁誕生のとき真反対…
-
2025.10.06
奈良 正哉
高市新総裁誕生
高市新総裁が誕生した。決勝戦では、自民党も(おそらく日本も)首の皮一枚つながったということか。それ…