吉野先生のノーベル化学賞受賞はまことにめでたい。が
ノーベル賞の中で、化学賞以外に物理学賞や生理学医学賞はあって当然だと思うが、平和賞や文学賞や経済学賞はどうなのだろう。平和賞は政治的プロバカンダの臭いがするし、受賞主体が個人ではなく団体のこともある。文学賞については、そもそも文学などは好き嫌いであって、「優れている」として顕彰するような対象なのか。経済学賞についても、研究の対象は世界最大で統計も整っている米国経済になりがちだから、米国の学者が断然有利と言われているし、過去の受賞者もそうだろう。どんな組織でも規模が拡大すると腐敗につながることが多い。昨年の文学賞の不祥事などはその表れではなかったのか。吉野先生の受賞がめでたいことにかわりはないが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.10
奈良 正哉
個人株主増加
日本株の個人株主が増加している。特に若年層の増加が顕著だ(7月5日日経参照)。投資を促したい当局お…
-
2025.07.08
奈良 正哉
気安く友達インサイダー
インサイダー違反者は、社員や契約当事者を押さえて、友人や同僚が最多になっている(6月1日日経)。人…
-
2025.07.07
奈良 正哉
ダライラマ輪廻転生後継者
ダライラマ14世は、自身の後継者は、輪廻転生を前提とした手続きで選定されることを確約した(7月3日…
-
2025.07.04
奈良 正哉
中国共産党員1億人
中国の共産党員が1億人を突破したそうだ(7月1日日経)。思想信条はともかく実利に目ざとい中国人らし…