いまだに自白強要取り調べ
8月2日の多くの民放は、愛媛県の警察が20代女性を誤認逮捕の上、自白強要と思われる取調べをしていたことを、繰り返し報道している。「いまだにこんなことをやっているのか」というのが第一印象だ。弁護人は国に賠償を求める訴訟をすることを考えているということであった。しかしそれに加えて、取調べ警察官個人に対して、公の場で、つまり裁判で責任を問わないと、個人としても組織としても真の反省にはつながらないのではないか。警察内部で、取調べ警察官が「厳重注意」などの処分を受けても、個人も組織もさほどの痛痒は感じないだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…