「おひとり様」が亡くなったら
人が亡くなったら、遺体の引き取りがまず問題になる。その後病院への支払や、遺品の処分、葬儀、相続等、死後の事務処理事項は盛りだくさんだ。これらは親族がいれば親族がやってくれるだろう。ただ、「おひとり様」の場合誰がやってくれるのか。生前何も手当てがなければ誰もやってくれないのは明らかだ。という心配があるので、「おひとり様」を対象とした終活セミナーなどをやると盛況のようだ。また、自分の死後の事務をやってくれる契約である「死後事務委任」への関心が高まっている。生前も見守りや財産管理などをやってくれる、ホームロイヤー契約のオプションとして契約することが多いようだ。ニーズも関心も今後は高まる一方だろう。専門家にとってはビジネスチャンスでもある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.07.17
奈良 正哉
本音の身の丈ガバナンス
私のコラム群のうちガバナンスに関するものを編集して、SNSのnote の創作大賞2025ビジネス部…
-
2025.07.09
人手不足倒産
人手不足を主因とする倒産が増加している(7月9日日経)。人手不足倒産企業が、キャッシュフロー不足で…
-
2025.02.20
奈良 正哉
認知症でも証券投資
認知症になっても、親族が代理人になって証券投資(新規購入)が続けられるようにするそうだ(2月20日…
-
2025.02.18
奈良 正哉
遺産国庫帰属10年で3倍
相続する人がいなくて、結局国庫に帰属した遺産は10年間で3倍、1,000億円超になったそうだ(2月…
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.18
奈良 正哉
訪日観光客2,000万人突破
訪日外国人観光客が史上最速で2,000万人を突破した。国別には、韓国、中国、台湾・・・と続く。韓国…
-
2025.07.17
奈良 正哉
本音の身の丈ガバナンス
私のコラム群のうちガバナンスに関するものを編集して、SNSのnote の創作大賞2025ビジネス部…
-
2025.07.16
奈良 正哉
イギリスから脱出する富裕層
イギリスから国外に移住する富裕層の数は、2025年には中国を抜いてトップになる見込みだそうだ(Bu…
-
2025.07.15
奈良 正哉
ホンダ日産部分統合
日産は、アメリカでホンダ車を作ったり、ホンダと基盤ソフトを共通化したりするそうだ。 いまさら、「…