日本人は一強多弱が好き?
盛り上がりに欠ける選挙も終わり、予想とおりの結果となった。今朝の民放の報道時間は、選挙より吉本興業のほうが多かったようにも見えた。盛り上がりに欠く選挙、もっと根本的には緊張感を欠く政治状況の責任は、もっぱら野党にあるだろう。与党は派閥一丸となって戦っているのに、「野党」という政党は派閥ごとに分裂して選挙しているかのようだ。衆院で小選挙区制が導入された時の期待は、政権交代の機会を高めて、政治に緊張感を持たせることだった。しかし、結局、日本人は安定を好むようだ。経済が低成長とはいえ安定しているときに、政治も安定していて何が悪い、という感覚なのだろうか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.16
奈良 正哉
JPX内部通報制度審査
JPXは、新規上場に際して内部通報制度の整備状況を審査する(12月12日日経)。オルツの不正会計が…
-
2025.12.15
奈良 正哉
世界投資と一局投資
日経「一目均衡」の「生き残るための世界株投資」に同感である(12月9日日経)。 内容は詳細に渡る…
-
2025.12.12
奈良 正哉
ふるさと納税控除制限
高所得者優遇との批判を受けて、ふるさと納税に税控除額の上限を設定するようだ(12月11日日経)。年…
-
2025.12.11
奈良 正哉
NHK新会長
NHK新会長は内部昇格となった。改革には内部をよく知る人が適任とされた。しかし、一方では、外部のな…