ほったらかし長期積立投資が唯一の道
「隣のインベスター」というコラムに「ほったらかし派急増」との記事が掲載されている(7月4日日経)。当然のことだ。個人が投資で蓄財しようとすれば、インデックスを対象としたほったらかし長期積立投資しかない。記事中にエピソードの紹介があるが、個人が個別銘柄投資で長期的に利益を上げようと思っても全く無理である。投資顧問会社や信託銀行は、莫大な人的・物的投資をして、銘柄の調査をしているが、それでもインデックスに勝てる投資戦略は数えるほどだ。証券会社からの一般的な情報やチャートだけで個人が勝てるほど甘い世界ではない。だから、短期的な相場変動に惑わされることなく、売買や保有のコストを最小限にして、リスクを分散する以外にはない。とすると掲題の「ほったらかし長期積立投資」以外にはない、という結論になる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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