観光地の地価上昇
地価(路線価)が4年連続で上昇しているそうだ(7月2日日経等)。とはいっても全国一律に上昇するはずもなく、上昇しているのは都市部と観光地である。都市部の上昇は人口集中によってすんなり納得できる。ただ、観光による地価上昇というのは何か一過性のイメージがあり、上昇要因としては脆弱な感じがする。観光客に飽きられたら終わり、という感覚だ。ただ、身近にはハワイの例がある。ハワイの不動産の購入を勧める売り文句は、「長期的にハワイの地価は下がったことがない。」というものだ。依然として、ハワイでは大規模な不動産開発が進められており、ハワイ現地人には手もでない価格のコンドミニアムが売れている。ハワイは常夏だが、日本には四季がある。ハワイにはたいした歴史・文化遺産はないが、日本の地方にはそれがある。「観光要因により恒常的に地価が上がる=地方には魅力がある」ところを地方には見せてもらいたい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…
-
2025.06.26
奈良 正哉
農水局でいいのでは
令和の米騒動は若きヒーローを生んだと思った。しかし、都議選を見る限りまぼろしだったようだ。一部長老…
-
2025.06.23
奈良 正哉
日大不祥事体質
笑点で一之輔さんが母校日大の不祥事体質ついてまくらを振っていた。思い出したので最近報道された重量挙…