フェイスブックが金融も支配するという恐怖
フェイスブックの開発する「リブラ」という暗号資産(仮想通貨)の関連情報が、連日報道されている。金融当局のコメントとして伝えられるのは、総じて、懐疑的、警戒的である。完全な技術的理解に基づくコメントもあろうが、理解できないもの、経験だけでは対処できないもの、全貌が見えないものに対する本能的な拒否反応もあろう。代表的暗号資産であるビットコインの相場も持ち直し、ブロックチェーンの応用についても実用化されているようだ(6月23日日経「議決権行使にブロックチェーン」参照)。ただ、正体の見えないものには本能的に拒否反応が出る。推進母体には「正体の知れなさ」を払拭するよう「サルでもわかるブロックチェーン」を広報してもらいたい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.16
奈良 正哉
高齢者割合増、高齢就業者増
65歳以上の高齢者の割合は29%となり世界最高だ。高齢就業者も930万人となり増加を続けている(9…
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…