株主総会のお土産は何のため?
株主総会の季節がやってくる。総務部やその担当役員にとって憂鬱な季節だ。さて、去年に引続き株主総会出席者へのお土産を廃止する企業が増加しているとの記事がある(6月7日日経)。それでもお土産なし企業の割合は4割程度らしい。お土産は日本人らしい慣習であろうが、総会出席者にだけかつ保有株数と関係なく、お土産を渡す合理性を説明することは困難だ。逆に機関投資家や外国人投資家はもらっても処理に困る。このことはすでに合法の判断が出ているとはいえ、株主優待にも当てはまるところがある。株主還元であれば、配当や自社株買いのような、誰から見ても合理的でかつ株主平等な方法のみを使うのが筋だろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.08.07
奈良 正哉
熱闘の裏側で
夏の甲子園が始まった。その裏側で、広陵やPLなど野球名門校(だった)の不祥事のその後について、「熱…
-
2026.07.13
奈良 正哉
フォルクスワーゲンのピンチ
一時期トヨタと販売台数世界一を競っていた、フォルクスワーゲンの経営がピンチだ(7月11日日経)。そ…
-
2026.07.02
奈良 正哉
ウイルスUSB
自衛隊が中国製ウイルス感染USBを長年使っていたことが発覚して問題になっている(7月2日日経)。筆…
-
2026.05.27
奈良 正哉
「談合は悪いことではない」という意識
北海道新幹線の延伸に絡んで、建設会社9社が公取委に談合を疑われている(5月20日日経)。 談合と…
奈良 正哉のコラム
-
2026.08.07
奈良 正哉
熱闘の裏側で
夏の甲子園が始まった。その裏側で、広陵やPLなど野球名門校(だった)の不祥事のその後について、「熱…
-
2026.08.05
奈良 正哉
北アフリカの絶望
モロッコから地続きのスペインの飛び地へ不法移民が急増していて、当地の大問題となっている。「海を泳い…
-
2026.08.03
奈良 正哉
日米協調介入
日米が協調介入に踏み切った。円は急騰している。 プラザ合意以降、協調介入は為替相場の転機になって…
-
2026.07.31
奈良 正哉
ストーカーにGPS
ストーカーにGPSを着けさせることが議論されている(7月29日日経)。反対派は「ストーカーにも人権…