ふるさと納税負け組
「ふるさとレガシーギフト(遺産の一部を自治体に寄附をする金融商品)」の説明で首都圏近郊の市区町村に伺うと、ふるさと納税の負け組の話が聞けることがある。負け組とは、ふるさと納税による収入が、住民の他自治体への寄附額を下回って、ネット税収がマイナスになっていることを指している(5月22日日経夕刊に負け組ランキングが掲載されている)。これらの自治体は、総じて財政規模が大きいので、危機感を訴えるというところまでではない。ただし、ふるさと納税には不快感ないし、いらいら感を募らせていることは確かなようだ。かといって同じ土俵すなわち返礼品競争に身を投じようとは思っていない。何か他の方法で挽回を図りたいということだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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