スルガ銀行の救済
スルガ銀行については、一時廃業のうわさもあったようだが(1月14日日経参照)、救済する銀行・企業が出てきたようでなによりだ(4月10日日経)。ただ、同行の投資不動産専業ノンバンクのようなビジネスモデルには先行きがあるのだろうか。さらに、株主、融資先個人などから今後も大量の訴訟が提起されるリスクがある。加えて、ずいぶんとハラスメントまがいの行員へのプレッシャーがあったようだから、(元)従業員からの訴訟リスクもあろう。生半可なデューデリジェンスでは間に合わない、慎重かつ広範なデューデリが必要になり、その果てに企業価値は残存しているのだろうか。少し不安になる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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