スルガ銀行の救済
スルガ銀行については、一時廃業のうわさもあったようだが(1月14日日経参照)、救済する銀行・企業が出てきたようでなによりだ(4月10日日経)。ただ、同行の投資不動産専業ノンバンクのようなビジネスモデルには先行きがあるのだろうか。さらに、株主、融資先個人などから今後も大量の訴訟が提起されるリスクがある。加えて、ずいぶんとハラスメントまがいの行員へのプレッシャーがあったようだから、(元)従業員からの訴訟リスクもあろう。生半可なデューデリジェンスでは間に合わない、慎重かつ広範なデューデリが必要になり、その果てに企業価値は残存しているのだろうか。少し不安になる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…
-
2025.11.05
奈良 正哉
オーバーツーリズムの裏で
インバウンドによるオーバーツーリズムの反対現象として、日本人の国内観光は減少している。前年同期(1…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…