地方議会選挙無投票当選と定員割れ
知事選レベルでは白熱した選挙戦もあったようだが、議会選挙は盛り上がらないどころか、無投票当選の割合が増加している。全当選者数の半数近くが無投票になっている県もあるようだ(NHK他)。無投票になるのは地方議会活動への無関心、議員の処遇の低さ、強力な現職への挑戦の難しさ等理由があろう。選挙民の選択の洗礼を浴びないのは権力が腐敗しやすくなるし、選挙民の地方政治への関心も加速度的に失われる。さらに、過疎地域では定員割れも多く発生しているようだ。ここで危惧するのは、定員割れだから立候補すれば当選ということになると、反社会勢力の一員であっても、被選挙権があれば立候補できるから、その隙を彼らが狙わないかということだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.05.09
奈良 正哉
オアシスの提案力
アクティビストとして注目を集めているオアシスが、アインHDの株式を15%保有したとの小さな記事があ…
-
2024.05.08
奈良 正哉
退職代行繁盛
ゴールデンウィークが明けて会社に行きたくなくなった人が増えて、退職代行業が繁盛しているらしい。この…
-
2024.05.07
奈良 正哉
伊藤忠ビッグモーター救済はどうなるか
伊藤忠によるビッグモーターの救済スキームが明らかになった(5月2日日経)。しかし企業の風土、体質変…
-
2024.05.02
奈良 正哉
女性役員比率
12月決算の東証プライム上場企業の内、女性役員比率が2030年度政府目標の30%を上回っている企業…