コンビニ成長モデルの限界?
大阪のセブンイレブンの店主が24時間営業に反旗を翻してから、その動きが広がっている(2月28日日経参照)。そもそも人口当たりのコンビニ店数はほぼ飽和状態になりつつあるとの分析も聞く。加えて24時間営業が困難になれば、時短分の売上は確実に減少するだろう。経費側でも人件費の上昇圧力は続くだろう。それらのしわ寄せをすべてフランチャイジー側に負担させるビジネスモデルには無理がある。総合的にみてコンビニの成長も限界点に達したとすれば、営業面でも経費面でも抜本的な改革が必要だろう。無人化は経費面からの解ではあるが、営業面ではどうするのか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.08.25
奈良 正哉
合併よりSBI
SBIによる中小地銀への出資が再開した。フジテレビへの北尾氏の役員就任可能性がなくなったからだろう…
-
2025.08.22
奈良 正哉
財政も外国人頼み?
日経の経済学者を対象とした調査では、外国人増加が、労働力を補完するだけでなく、財政にも好影響を与え…
-
2025.08.06
奈良 正哉
最低賃金「過去最高」の63円上げ
2025年度の最低賃金は「過去最高」の63円上がり、全国加重平均1,118円で決着した。それでも企…
-
2025.08.05
奈良 正哉
キリン経営会議にAI役員
キリンは経営会議にAI役員を出席させる(AIを導入する)(8月4日日経)。社内外の情報を学習させて…
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.03
奈良 正哉
サントリーの記者会見
新浪会長辞任によるサントリーの記者会見を見た。日経関連各社を除けば、無意味、無関係、重複質問のオン…
-
2025.09.02
奈良 正哉
アメリカ観光忌避
カナダ人観光客がアメリカを忌避している。関税はともかく51番目の州になれという侮辱的発言も響いてい…
-
2025.08.27
奈良 正哉
小林製薬稲盛式再生
紅麹問題の小林製薬は、稲盛さんの薫陶を受けた大田さんを会長に迎え再生を図る(8月25日日経「経営の…
-
2025.08.26
奈良 正哉
BNPLは大丈夫?
アメリカではBNPL(バイナウペイレイター)といわれる代金後払いサービスが流行っている(8月22日…