ゴーン保釈されず
2回目の保釈請求もダメで、いよいよ長期勾留必至になってきたので、ゴーンは辞任するそうだ。そもそも初回の保釈請求において、保釈後の住居地として、フランス国内やフランス大使館を予定(希望?)する、としていたのは保釈戦術としてはまったく解せない。日本の司法権が及ばないところに逃げたいという意図がストレートに主張されている。2回目の請求では裁判所の要求するあらゆる身柄把握条件に従うとしても、初回の請求が本音として見え隠れするので、請求を容れるわけにはいかなかっただろう。本人の希望を主張せざるをえなかったとしても、初回の請求が失敗だったのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.05
奈良 正哉
オーバーツーリズムの裏で
インバウンドによるオーバーツーリズムの反対現象として、日本人の国内観光は減少している。前年同期(1…
-
2025.10.31
奈良 正哉
小中学校教員のワークライフバランス
高市発言で一時話題になった「ワークライフバランス」。気力・体力・使命感のある自発的労働はこんな建前…
-
2025.10.29
奈良 正哉
ニデックはどうなってしまうのだろう
ニデックはどうなってしまうのだろう。東証から「特別注意銘柄」に指定されて、日経平均からも外された。…
-
2025.10.27
奈良 正哉
高市内閣支持74%
日経調査による高市内閣支持率は74%。調査開始以来2位になったそうだ。1位が鳩山だったり、5,6位…