ゴーン保釈されず
2回目の保釈請求もダメで、いよいよ長期勾留必至になってきたので、ゴーンは辞任するそうだ。そもそも初回の保釈請求において、保釈後の住居地として、フランス国内やフランス大使館を予定(希望?)する、としていたのは保釈戦術としてはまったく解せない。日本の司法権が及ばないところに逃げたいという意図がストレートに主張されている。2回目の請求では裁判所の要求するあらゆる身柄把握条件に従うとしても、初回の請求が本音として見え隠れするので、請求を容れるわけにはいかなかっただろう。本人の希望を主張せざるをえなかったとしても、初回の請求が失敗だったのではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.12.25
奈良 正哉
副業不動産の売却
サッポロビールはアクティビストに迫られて、恵比寿ガーデンプレイスなど不動産事業をファンドに売却する…
-
2025.12.24
奈良 正哉
中国の婚姻奨励と多産奨励
中国は急激な人口減が予測されている。それへの国や地方の対抗策として、婚姻を奨励したり、多産を奨励し…
-
2025.12.23
奈良 正哉
南鳥島沖レアアース試掘へ
政府は南鳥島沖でレアアースの回収施設を設置する。試掘は27年からだ(12月23日日経)。これまでも…
-
2025.12.18
奈良 正哉
ルンバの負け
自動掃除機ルンバを手掛ける米アイロボットが破産法を申請した(12月16日日経)。中国勢に価格競争で…