ますます上がる女性役員確保のハードル
女性役員比率30%を目指すキャンペーンが日本でも開始されるとのことだ(1月6日日経)。日本企業にとっては大変高いハードルだ。同キャンペーンは英国発だから、いわゆる「外圧」というべきものだが、日本上場企業にとってやっかいなのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も英国における活動のメンバーであるということだ。同法人は世界最大(したがって日本最大)の年金運用者であり、投資先のガバナンスを含み、広く投資環境整備のリーダーとしての自負も強い。だから、これは外圧だけではなく、同時に深刻な内圧にもなりうる。方や日本の現状としては、女性役員がゼロである企業も半数弱あり、政府目標も2020年に10%を達成するというのに留まる(2018年10月14日日経参照)。道のりは遠く圧力は強い。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.06.12
奈良 正哉
日本人は働きます
英国のニートは100万人を超え、16-24歳の人口の13.5%になるそうだ(6月4日日経)。米国で…
-
2026.04.22
奈良 正哉
みずほ信託総合首位
みずほ信託銀行は、商品力や使いやすさによる評価ランキングで初の総合首位となった。(4月22日日経評…
-
2026.04.13
奈良 正哉
同族企業への総合助言サービス
みずほ信託銀行は、同族企業の経営・資産承継など全般にわたる助言サービスを開始する(4月7日日経)。…
-
2025.11.14
奈良 正哉
AIで雇用が減る?
アマゾンやマイクロソフトなど、メガテック企業で大規模な人員削減が相次いでいる。AIによりエンジニア…
奈良 正哉のコラム
-
2026.06.19
奈良 正哉
成年後見制度変更
成年後見制度が変更される(6月18日日経)。これまで一度後見人が就くと終身だったのが、途中でやめら…
-
2026.06.18
奈良 正哉
国が引き取った相続土地の行く末
国が引き取った「相続土地」の評価額を見直して売却を促進する(6月18日日経)。 しかし、そもそも…
-
2026.06.17
奈良 正哉
災い転じて福となす
ホルムズ海峡封鎖は世界に大きな影響を及ぼした。しかし、よいこともあった。政府の迅速な対応の成果であ…
-
2026.06.15
奈良 正哉
マッチポンプでも好感
トランプ氏はイラン紛争を引き起こし、そして(一時的にせよ)解決した。文字通りのマッチポンプだ。 …