日本が休みの間に
年末年始やゴールデンウィークで日本が長期の休みに入っている間に、株や為替が大きく動き、その後の方向に決定的な影響を及ぼすことがある。本年も正月休みの間に、株は大きく値を下げ、為替も円高を見た。株と円の関係は分かりづらい。株の下落は日本経済への不信である一方、円高は日本経済への信頼であるように思えるからだ。説明は専門家に任せるとして、不況下の円高は過去にも何度も見られた現象で、経験的にはむしろそれが普通のように思える。だから経済界は二重の負担にあえぐ。不況で国内需要はしぼみ、円高で輸出採算は悪化するということだ。これまでは専門家の間ではさほど極端な悲観は見当たらないが、直感的には今年の景気は「やばい」感じがする。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.26
奈良 正哉
小林製薬顧問報酬200万円
小林製薬は、事件の責任をとって会長を引いて顧問になった創業家一族の小林氏に対して、月額200万円!…
-
2024.07.25
奈良 正哉
中国は国営企業を中心に成長する?
中国は国営企業を中心に成長していくことを3中全会で確認した(7月19日日経)。国営企業の非効率性は…
-
2024.07.24
奈良 正哉
みずほ社員教育投資
みずほFGは社員が資格を取得した場合、報奨金として最大40万円を助成する(7月18日日経)。社員教…
-
2024.07.22
奈良 正哉
バイデン氏撤退
銃撃直後の共和党指名大会で、トランプ氏は「団結」や「全国民の代表」といった言葉使って、これまでにな…