日本が休みの間に
年末年始やゴールデンウィークで日本が長期の休みに入っている間に、株や為替が大きく動き、その後の方向に決定的な影響を及ぼすことがある。本年も正月休みの間に、株は大きく値を下げ、為替も円高を見た。株と円の関係は分かりづらい。株の下落は日本経済への不信である一方、円高は日本経済への信頼であるように思えるからだ。説明は専門家に任せるとして、不況下の円高は過去にも何度も見られた現象で、経験的にはむしろそれが普通のように思える。だから経済界は二重の負担にあえぐ。不況で国内需要はしぼみ、円高で輸出採算は悪化するということだ。これまでは専門家の間ではさほど極端な悲観は見当たらないが、直感的には今年の景気は「やばい」感じがする。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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