ホームカントリーバイアス
世界中で株が暴落しているが、最近では特に日本株の下げがきつい。筆者は信託銀行で年金の運用をやっていたが、そうしたプロの中には、「ホームカントリーバイアス」という言葉がある。投資対象が自国の株式や債券に偏ることで、リスク対比の投資効率が悪くなることである。日本人で持ち家があり積極的に投資をしない人は、無意識に日本の不動産に偏った投資をしていると言える。ただ、個人投資家が自力で世界各国に分散投資をしようとしても無理である。だからこその投資信託だ。特に「つみたてNISA」などは、少額で分散投資が可能なメニューがあるし手数料も安い。最近の株下げは偏ったポートフォリオの危険性を反省する好機でもある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.11.14
奈良 正哉
AIで雇用が減る?
アマゾンやマイクロソフトなど、メガテック企業で大規模な人員削減が相次いでいる。AIによりエンジニア…
-
2025.11.12
奈良 正哉
マムダニ新ニューヨーク市長誕生
ニューヨークでマムダニ新市長が誕生した。急進左派、移民、イスラム教徒だ。富裕層増税、家賃凍結などを…
-
2025.11.11
奈良 正哉
オルツ不正会計、弱小監査法人の限界
「オルツ不正会計の波紋」として日経に連続記事が掲載されていた。直接帰責させているわけではないが、弱…
-
2025.11.07
奈良 正哉
建設業3K脱出でも
大手建設会社大林組が建設現場にカフェ風休憩所を作った(11月6日日経)。建設業界の3K(きつい、汚…