ホームカントリーバイアス
世界中で株が暴落しているが、最近では特に日本株の下げがきつい。筆者は信託銀行で年金の運用をやっていたが、そうしたプロの中には、「ホームカントリーバイアス」という言葉がある。投資対象が自国の株式や債券に偏ることで、リスク対比の投資効率が悪くなることである。日本人で持ち家があり積極的に投資をしない人は、無意識に日本の不動産に偏った投資をしていると言える。ただ、個人投資家が自力で世界各国に分散投資をしようとしても無理である。だからこその投資信託だ。特に「つみたてNISA」などは、少額で分散投資が可能なメニューがあるし手数料も安い。最近の株下げは偏ったポートフォリオの危険性を反省する好機でもある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.03.28
奈良 正哉
仕事を減らすしか
建設と運輸に残業規制がかかる2024年度を間近に控えて、新聞や雑誌には問題を扱う記事が目立つように…
-
2024.03.19
奈良 正哉
日銀総裁まずは1勝
まだ日銀の会議は終わっていないが、マイナス金利政策等は解除されることになった。実質的な利上げだ。金…
-
2024.03.18
奈良 正哉
プーチン再選
プーチンが予定通り再選された。日本のメディアではロシア各地の抗議行動や、不正選挙の疑いなどが報道さ…
-
2024.03.15
奈良 正哉
埼玉空き家3割解消
埼玉県は空き家を3割解消したそうだ(3月2日日経)。空き家と空き地にかかる法律が整備されたが、実効…