百貨店の先に
12月21日日経に、三越伊勢丹HDの杉江社長のインタビュー記事が掲載されている。杉江社長は高校のクラブの後輩であり大学の後輩でもあるので陰ながら応援している。社長就任の経緯をみると、本人にとって晴天の霹靂であっただろうし、うれしくもなかっただろう。文字通り火中の栗を拾う覚悟であったと思う。さて、インタビュー中にもあるように、百貨店が従来の百貨店のままなら未来はないだろう。売る物がコモディティなら価格競争になるだけだからだ。その昔は高級品だったテレビだって、パソコンだって、次々にコモディティ化して価格競争に陥った。車もそのうちコモディティになってしまう可能性もあるのではないか。インタビューによれば三越伊勢丹HD内では目指す方向は固まっているようだ。ただ抽象論では飯は食えない。どう具体化していくのか見守りたいし応援したい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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