百貨店の先に
12月21日日経に、三越伊勢丹HDの杉江社長のインタビュー記事が掲載されている。杉江社長は高校のクラブの後輩であり大学の後輩でもあるので陰ながら応援している。社長就任の経緯をみると、本人にとって晴天の霹靂であっただろうし、うれしくもなかっただろう。文字通り火中の栗を拾う覚悟であったと思う。さて、インタビュー中にもあるように、百貨店が従来の百貨店のままなら未来はないだろう。売る物がコモディティなら価格競争になるだけだからだ。その昔は高級品だったテレビだって、パソコンだって、次々にコモディティ化して価格競争に陥った。車もそのうちコモディティになってしまう可能性もあるのではないか。インタビューによれば三越伊勢丹HD内では目指す方向は固まっているようだ。ただ抽象論では飯は食えない。どう具体化していくのか見守りたいし応援したい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.07.01
奈良 正哉
日本郵政トホホな株主総会
株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不…
-
2025.06.30
奈良 正哉
ウナギに口を出すな
今年シラスウナギが豊漁でウナギの価格低下が見込まれている。喜ばしい。 他方、長期的には問題が発生…
-
2025.06.26
奈良 正哉
農水局でいいのでは
令和の米騒動は若きヒーローを生んだと思った。しかし、都議選を見る限りまぼろしだったようだ。一部長老…
-
2025.06.23
奈良 正哉
日大不祥事体質
笑点で一之輔さんが母校日大の不祥事体質ついてまくらを振っていた。思い出したので最近報道された重量挙…