結局お手盛り役員報酬
ゴーン氏については犯罪行為とならんで、巨額の報酬が報じられている。役員への報酬は、役員自身のお手盛りのリスクから、原則株主総会で決議することになっているが、個々人の報酬額まで決める必要もなく1億円を超えなければ、その報告の必要もない。個々人の報酬は取締役会、さらには代表取締役一任でも問題ないとされる。ただ、今回のゴーン氏の問題から、報酬額、報酬の決め方については来年の株主総会のメインテーマになりうる。委員会設置会社における報酬委員会があれば説明は容易だが、委員会設置会社は少ない。その場合「任意の組織」として報酬委員会を設置したり、1億円に満たなくても個々人の報酬額を開示する企業が出てくるかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2026.03.06
奈良 正哉
ニデック社外取締役の責任
ニデック会計不正にかかる第三者委員会の報告要旨において、社外取締役については、サポート人員不足、情…
-
2026.03.02
奈良 正哉
ニデック監査法人の問題
会計不正で揺れるニデックの永守氏は名誉会長職も辞任した(2月27日日経)。 不正には永守氏の影響…
-
2026.02.17
奈良 正哉
またまたインサイダー
またまたインサイダー。今度はみずほ証券だ。 事業会社では自社株式関連情報以外にインサイダー情報は…
-
2026.02.04
奈良 正哉
モームリ社長逮捕
退職代行会社モームリの社長が弁護士法違反容疑で逮捕された。弁護士法違反にあたるとは思っていなかった…
奈良 正哉のコラム
-
2026.03.10
奈良 正哉
貝が高い
貝が高くなっているそうだ。4割5割高は当たり前、2倍になっているのもあるらしい(3月4日日経)。貝…
-
2026.03.09
奈良 正哉
民放に残るもの
WBCはNetflixを契約していないので、あとからダイジェストをニュースなどで見ている。イラン報…
-
2026.03.06
奈良 正哉
ニデック社外取締役の責任
ニデック会計不正にかかる第三者委員会の報告要旨において、社外取締役については、サポート人員不足、情…
-
2026.03.05
奈良 正哉
旧統一教会解散・清算
旧統一教会は解散が決定され清算される。被害者への経済的救済が開始される。 記憶によれば、統一教会…