いまだにテーマ型投信
11月19日日経の特集によれば、2018年度の資金流入の多かった投信には、電気自動車などテーマ型の投信がいくつも上位に並ぶ。「これからは~です」「今~が人気です」というセールストークは、わかりやすくかつ少なくとも一時の説得力があるからだろう。「~」には何を入れてもいい。過去にも、新エネルギー、バイオ、新興国通貨などあらゆるものが入って、その後多くが忘れられた。過去を振り返っても同じテーマが10年も長続きすることはまれで、今後はさらにまれになるだろう。SNSは試練を迎えているし、市場に出てきたばかりのウーバーも減速が露わだ(11月16日日経)。人生100年の資産形成を考えるなら、一時の流行テーマには乗らず、オーソドックスでかつ信託報酬の低いベンチマーク運用を、まずは基本に据えるべきではないか。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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