自ら葉を落とす知恵
週末に東京郊外に紅葉を見に行った。紅葉すれば次に落葉する。落葉樹は落葉により消費活動や余計な生産活動を休止して、冬場の厳しい環境ひいてはその次に来る春に備える。11月11日日経にみずほ総研の分析が紹介されている。それによれば、中国の経済状況は「減速」から「停滞」局面に入ったそうだ。その昔、アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひくと、その経済依存関係が表現された。中国がくしゃみをすると日本経済はどうなるのだろう。いままで基本的には「いけいけ」だった特殊な資本主義経済にどういう異変が起こり、それがどのように日本に影響するのか、経験値が低いため予測しがたいことがあろう。日本企業も自ら葉を落とす時期が来ているのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.05.02
奈良 正哉
DEIは死なず
トランプ支配後もDEIは死なずという趣旨のコラムが、日経に掲載されている(アセットマネジメントo…
-
2025.05.01
奈良 正哉
トランプ関税折込済?
ゴールデンウイーク中に、外人に相場を「持っていかれる」ことが少なくなかった。今年はどうだろう。前半…
-
2025.04.30
奈良 正哉
空き家の本当の数
このコラムでもたびたび取り上げてきた「空き家問題」。国の発表してきた空き家の数は大幅に過大推計され…
-
2025.04.28
奈良 正哉
ビッグモーター再建半ば
伊藤忠によるビッグモーターの買収から1年経った。再建は業績的は道半ばのようだ(4月23日日経)。マ…