自ら葉を落とす知恵
週末に東京郊外に紅葉を見に行った。紅葉すれば次に落葉する。落葉樹は落葉により消費活動や余計な生産活動を休止して、冬場の厳しい環境ひいてはその次に来る春に備える。11月11日日経にみずほ総研の分析が紹介されている。それによれば、中国の経済状況は「減速」から「停滞」局面に入ったそうだ。その昔、アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひくと、その経済依存関係が表現された。中国がくしゃみをすると日本経済はどうなるのだろう。いままで基本的には「いけいけ」だった特殊な資本主義経済にどういう異変が起こり、それがどのように日本に影響するのか、経験値が低いため予測しがたいことがあろう。日本企業も自ら葉を落とす時期が来ているのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.16
奈良 正哉
高齢者割合増、高齢就業者増
65歳以上の高齢者の割合は29%となり世界最高だ。高齢就業者も930万人となり増加を続けている(9…
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…