地銀の株価が示すもの
地銀の株価が解散価値を大きく下回っている(9月12日日経参照)。株価上昇を積極的に狙うアクティブ投資のうち、「バリュー株投資」では、割安に放置された株式を拾っていく。本来のあるべき株価に対して割安か否かを判断するわけであるから、地銀株が解散価値を大きく下回った状態が続いているということは、本来の企業価値もその辺にあると判断されているのかもしれない。ようは、事業を継続しても得られるものはない、企業価値は上がらないという判断がされているのかもしれない。地銀のピンチが言われて久しいが、株価的には、すでに赤信号が灯っているのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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