企業の新人研修の意味
私が社会人になった1981年のころは、外資系など終身雇用を前提としていない企業は、就職対象として考えたこともなかった。現在は、コンサルティング会社などを筆頭に、外資系企業も就職対象として人気がある。就職後の転職はむしろ当然であるかのようで、実際私の周りにも多い。日本企業の特質の一つとして、就職後の手厚い研修制度があるが、今後はいつまでいるかわからない新人にどれだけ費用を使うかは考えどころだ。逆に、学生としては、新人研修にどれだけ力を入れているか、換言すれば短期の滞在でどれだけメリットがあるかで企業を選別するのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
奈良 正哉のコラム
-
2024.04.30
奈良 正哉
介入か?それでどうする?
為替は160円まで買われて、154円まで急落した。為替介入がうわさされている。 ゴールデンウイー…
-
2024.04.26
奈良 正哉
資産運用教育
みずほは社員の年金制度をDC(社員が運用責任を負う)に一本化する。同時に資産運用教育も充実させる(…
-
2024.04.24
奈良 正哉
EVは解なのか
テスラは大苦戦している。EV全体も失速している。EVが順調にシェアを伸ばしていけば、テスラと中国B…
-
2024.04.23
奈良 正哉
物言う社外取締役
機関投資家からの要請で、社外取締役として面談・意見交換を行った。 これまで、社外取締役といえば、…