懐かしの「歩積み両建て」東日本銀行
東日本銀行が「歩積み両建て」預金など不適切融資で業務改善命令を受けた(7月13日日経)。「歩積み両建て」預金とは、融資金の一部を預金させるもので、銀行の地位が今より高く、その優越的地位を乱用して企業に不要な預金をさせるもので、預金残高が銀行の体力を測る素朴な時代に横行した手法である。昔の手法だから、同行の支店長クラス以下の人は「歩積み両建て」という概念をよくは知らないのではないか。したがって、本件はもっと高年齢の役員クラスが主導したものと推測できる。つまり組織ぐるみの行為であろう。昔住友銀行が平和相互銀行を合併したときの連想から、なんとか地位の保全を図りたかったのだろうが、逆効果になってしまった。住友と平和相互の例のように、数年経てば、東日本銀行出身の支店長は残らず淘汰されてしまうかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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