変動金利住宅ローンは大丈夫か?
変動金利で住宅ローンを借りる人が増えている(7月4日日経)らしいが、大丈夫か?市場金利が上昇すれば返済額が増えて家計を直撃する。これまで銀行で市場部門が長かったので、変動と固定どちらを選択するかの相談をたくさん受けたことがあるが、金利について個人の見通しを持っている人には出会ったことがない。変動を選択する人は、目先の金利が低いというのが主たる動機だろう。これまでは長らくそれでよかったがこれからはどうか。欧米は明らかに金利上昇フェーズに入っている。日銀政策委員のトーンも少しずつ変化しているように見受けられる(7月5日日経参照)。株価は下がるときは早い。金利は上がるときは早い。プロを先頭にみんな一斉に逃げ出すからだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.16
奈良 正哉
高齢者割合増、高齢就業者増
65歳以上の高齢者の割合は29%となり世界最高だ。高齢就業者も930万人となり増加を続けている(9…
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…