異次元緩和の出口の株主総会
日銀の株式の大量保有の気持ち悪さの理由は、日銀は中央銀行であって投資家ではないということだ。企業の業績にかかわらず株価が上がるとか、流動性の低い銘柄の流動性が枯渇するといったことは、大口投資家がインデックス投資をするときも同様に発生し得る。しかし、気持ちが悪いのは、インデックス投資をするような大口投資家は、通常コアになる銘柄は、売らずに長期に保有することが見込まれるが、投資家ではない日銀はこの異次元緩和の出口としていつかは売るということだ。株主総会シーズンも終わりつつあるが、万一タイミング悪く出口戦略が実行されて、自社の株価が急落したら、原因と対策についての株主総会での質問にどう答えるのか。全てを日銀のせいにするわけにもいかず、経営者は窮する場面があるかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
| 投稿者等 |
|---|
奈良 正哉のコラム
-
2026.09.25
奈良 正哉
ソフトバンクの格付け
ソフトバンクが一部格付け会社の低格付けをものともせず、内外で大型起債を行う。 あくまで個人の感想…
-
2026.09.24
奈良 正哉
北京市ドローン禁止
北京市は民生用ドローンの使用を全面的に禁止する(9月15日日経)。 また中国は出入国を厳しくして…
-
2026.09.17
奈良 正哉
タワマン2階建てローン
高所得層ではない層が高額なタワマンを購入するのに、2階建ローンというのが用意されているそうだ(9月…
-
2026.09.16
奈良 正哉
日米長期金利上昇
主要国で長期金利が上昇している。長期金利(10年国債利回り)が日本では3%、アメリカでは5%をつけ…