仮想通貨 9
競争相手の少ない寡占的な市場では、取引業者(マーケットメイカー)は大きな売買幅を提示することができる。例えば、外国為替でも日本円やユーロなどは、取引規模も取引参加者も多いから、為替市場やデリバティブ市場の売買値幅も狭く、取引業者の利鞘取りは困難になる。反面、東欧の通貨やアジアのローカル通貨は売買値幅は広く、取引業者は大きな利鞘を取れる。今後仮想通貨の市場取引が拡大し取引参加者も増えれば、取引業者の利益率は縮小していくだろう。取引業者にとってはこの程度の認知度で、取引参加者もこの程度に留まる方が、利益率にとってはいいのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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