仮想通貨 9
競争相手の少ない寡占的な市場では、取引業者(マーケットメイカー)は大きな売買幅を提示することができる。例えば、外国為替でも日本円やユーロなどは、取引規模も取引参加者も多いから、為替市場やデリバティブ市場の売買値幅も狭く、取引業者の利鞘取りは困難になる。反面、東欧の通貨やアジアのローカル通貨は売買値幅は広く、取引業者は大きな利鞘を取れる。今後仮想通貨の市場取引が拡大し取引参加者も増えれば、取引業者の利益率は縮小していくだろう。取引業者にとってはこの程度の認知度で、取引参加者もこの程度に留まる方が、利益率にとってはいいのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2023.09.25
奈良 正哉
EV補助金中国車にも
本日の日経のコラムを見て初めて知った。政府と都を合わせて110万円のEV補助金は中国車にも適用され…
-
2023.09.22
奈良 正哉
手形小切手さようなら
三菱UFJとみずほの両行は、手形小切手の発行を停止する(9月21日日経)。思えば、各都市に手形交換…
-
2023.09.21
奈良 正哉
公認会計士志願者増
公認会計士試験の志願者が2015年比倍増しているそうだ(9月21日日経)。監査法人だけでなく一般企…
-
2023.09.19
奈良 正哉
社外役員の兼職
本日の日経トップは、社外役員の兼職が増えていているというニュースだ。特に女性役員の兼職が多いとする…