世界株価暴落
世界で株価が暴落している。私はリーマンショックの直前から、東日本大震災の直後まで、信託銀行の年金運用部門にいたので、その前後を含みいくつかの暴落を当事者として経験している。暴落の理由は後からいろいろ言われるが、実際そのきっかけはよくわからないことの方が多い。市場参加者の誰かの売りスイッチが入り、それが次々と他の参加者のスイッチを倒していったということだろう。そして一国の株価は、機関投資家や大手投機家のポートフォリオ調整を通じて他国・他市場に波及する。おそらく仮想通貨にも波及するだろう。最近は、仮想通貨が株式や債券といった伝統的投資商品との相関が低いことから、リスク分散のために仮想通貨投資が推奨されているような分析記事があったが本当だろうか。株式よりももっと悲惨な結末が待っているかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.04.26
奈良 正哉
資産運用教育
みずほは社員の年金制度をDC(社員が運用責任を負う)に一本化する。同時に資産運用教育も充実させる(…
-
2024.04.24
奈良 正哉
EVは解なのか
テスラは大苦戦している。EV全体も失速している。EVが順調にシェアを伸ばしていけば、テスラと中国B…
-
2024.04.23
奈良 正哉
物言う社外取締役
機関投資家からの要請で、社外取締役として面談・意見交換を行った。 これまで、社外取締役といえば、…
-
2024.04.22
奈良 正哉
内部通報こそ切り札
内部通報の活用があまり進んでおらず、通報者の30%程度が通報したことを後悔しているとの調査結果があ…