地銀のピンチ 3
今朝の読売新聞に銀行員の転職希望者が急増しているとの記事がある。記事が言うように、このところのメガバンクを中心としたリストラ計画で、自分の居場所がなくなるのではないか、という危惧から出たものもあろう。しかしより本質的には、転職希望者は、銀行にかつての石炭や繊維産業のような、構造不況業種の影を見ているのではないか。統計があるわけではないが、かつて銀行員の転職市場は、銀行を中心とした金融に限られていたように思われる。しかし今は銀行から全くの他業種に転職したいという人が増えているのではないか。業界としての展望を見せられないと、就職先人気業種からの転落も思ったより早いかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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