預金商品の廃止
地銀で預金商品の廃止が相次いでいるそうだ(9月24日日経)。商品の開発は前向きで勇ましい。半面廃止は後ろ向きで、顧客も開発者も含め喜ぶ人はいない。しかし、開発と同時に廃止も議論に乗せなければ、商品増による管理コストばかり増加していく。メーカーなら当然のルーチンとして、既存商品の廃止議論もしているのだろう。ただ、廃止と言って新規獲得だけを中止しても、既存の顧客や口座の管理コストは減らない。本当に管理コストを削減したいなら、既存顧客と交渉して、口座数をゼロにしなければならない。これをやるか否かで「廃止」の本気度がわかる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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