吉野先生のノーベル化学賞受賞はまことにめでたい。が
ノーベル賞の中で、化学賞以外に物理学賞や生理学医学賞はあって当然だと思うが、平和賞や文学賞や経済学賞はどうなのだろう。平和賞は政治的プロバカンダの臭いがするし、受賞主体が個人ではなく団体のこともある。文学賞については、そもそも文学などは好き嫌いであって、「優れている」として顕彰するような対象なのか。経済学賞についても、研究の対象は世界最大で統計も整っている米国経済になりがちだから、米国の学者が断然有利と言われているし、過去の受賞者もそうだろう。どんな組織でも規模が拡大すると腐敗につながることが多い。昨年の文学賞の不祥事などはその表れではなかったのか。吉野先生の受賞がめでたいことにかわりはないが。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.09.16
奈良 正哉
高齢者割合増、高齢就業者増
65歳以上の高齢者の割合は29%となり世界最高だ。高齢就業者も930万人となり増加を続けている(9…
-
2025.09.10
奈良 正哉
大学の資産運用
大学の資産運用の多くは現預金のようだ(9月7日日経)。「運用」といえるかどうかははなはだ疑問だが。…
-
2025.09.09
奈良 正哉
タンス預金減少
タンス預金が13兆円減って47兆円になったようだ(9月8日日経)。金額自体は依然として膨大だが、増…
-
2025.09.08
奈良 正哉
ニデック会計不正
ニデックが会計不正の疑いで揺れている。事実はわからないが、第三者委員会が明らかにしてくれるだろう(…