三井住友信託の認知症後にも資産運用サービス
三井住友信託銀行は、高齢者が認知症になった後でも、なる前の意思に基づき、ファンドラップによって資産運用をするサービスを開始する(11月11日日経)。高齢者はますます増加し、そこに資産は偏在する。その資産の内訳のほとんどが銀行預金だと、資産の増殖は見込めない。人生100年時代には、高齢者にとっても資産運用は必要だ。高齢者資産の保護と運用を同時に図ろうという同行の取組を注視したい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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