霞ヶ関働き方改革
野党議員の国会質問事項の通告が遅れたため、台風の日に、多くの官僚が答弁作成のため深夜まで残業させられたとの、当事者のSNS投稿が相次いだそうだ。そもそも中央官庁は残業が多いいわゆるブラック職場として知られる。かつて残業が美徳だった時代には、翌日帰宅が当たり前とされていたと聞く。国会質問については、与党から見れば官僚は身内だから、過重な労働につながるような運営はされない。他方野党から見れば官僚も敵のようなものだから、彼らの労働時間などを慮ることはないのであろう。働き方改革の旗振りも足元から、与野党一致してやる必要があるだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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