中小企業M&Aの後押し
中小企業の廃業の急増が予測されている。廃業で幸せになる人はいないから、できるなら、M&Aで企業価値が他社に承継される方がいい。中小企業のM&Aはコストがネックになるケースが多かったが、これを軽減するさまざまなサービスが提供されるようになっている。東京海上は、売り手企業の簿外負債を填補する保険を、中小企業にも利用しやすいように低額で提供する(8月4日日経)。またネットで買い手を探すようなサービスも、トランビから提供されている(8月5日日経)。中小企業M&Aで企業の集約による規模の大型化がすすめば、日本経済全体の生産性も上がるだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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