当番弁護士登録者減少
刑事事件の弁護にあたる当番弁護という制度がある。そのまま国選弁護に流れるケースがほとんどだ。この「当番を引き受けてもいいよ」という登録をする弁護士数が減少して、制度の維持が危ぶまれている(12月1日日経)。
国選弁護は報酬が低くて負担に見合わない。それでも「被疑者・被告人の人権のためにガンバロウ!」という個々の弁護士の使命感に依存して制度を維持してきた。しかし、限界になりつつあるようだ。
ちなみに私は刑事弁護はやらない。なので当然当番の登録もしていない。報酬が労力に見合わないという側面もある。しかし、刑事被告人に接触するとこちらの運気が下がるような気持ちになるので近寄らないようにしている、というのが本音だ(弁護士会に怒られそうだが)。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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