クック理事解任ならず
少し古いニュースである。トランプ大統領は、FRB黒人女性民主党政権選出のクック理事の解任を求めたが、認められないことが最高裁で確定した。歴代のFRB議長を含む中銀の独立性を重視する人たちは、やれやれといったところだろう。
トランプ大統領は、適法違法を考慮することはなく散弾銃のように行政命令を打ちまくる。そして違法判断をした司法を攻撃する。日本の行政では考えられない戦術だ。司法に対する信頼というか、畏敬の念がないのであろう。
やたらと行政に絡む訴訟が提起される裁判所も忙しい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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