日本郵政トホホな株主総会

 株主総会シーズンが終わって日経は複数のレビュー記事を掲載してきた。日本郵政もそのひとつだ。数々の不祥事を中心にきわめて辛辣な評価をしている。日経は通常批判的な論評を中心としても、最後には多少の楽観的事実も書いてバランスを取る。しかし、6月26日の記事には楽観的事実の記載は全くなかった。

 紙を送るという郵便事業はとっくの昔にオワコンだ。トップが引続き官僚出身では思い切った事業転換も望めない。民間の皮をかぶった公営会社がオワコンをやっていては展望はない。どういう人が株主になるのだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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