関税と恐慌の歴史

 今週号のニューズウィークは、関税と恐慌の因果関係の歴史を紐解いている。急激な関税増税の他貿易妨害行為は予期しない影響を伴う。最終的に金融が機能不全になり経済全体が破綻するという過去の道筋を、歴史学者が解説している。

 大統領の関税と侮辱的な発言によって、カナダ観光客はアメリカ(トランプ氏の本拠地ともいえるフロリダを含むだろう)をスキップして、メキシコのカンクンなどのビーチリゾートに流れている(5月21日日経)。これも、予期しない影響の一つかもしれない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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