賃上げ継続

 経済3団体の幹部はそろって5%以上の継続的賃上げの意向やその必要性を強調していた。5%なら十分に実質賃金もプラスになるだろう。三井住友銀行は初任給を30万円にする。初任給に玉突きされて全体の給与テーブルも上方にシフトするだろう。

 就職を控えた学生は、初任給や有給休暇数など目に見える指標で会社をスクリーニングする。今後は初任給30万円でスクリーニングされるとすると、他社も追随せざるを得なくなるのだろう。賃上げの好循環が始まった。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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