CFOはどこにいる
決算説明会や新聞紙上で、CFOの存在とその発言が目立ってきた。ラピダスではソニー出身の女性CFOの誕生がニュースになった(10月12日日経)。
CFOの最狭義の定義は経理担当役員だろう。しかし期待役割はそれにとどまらず、財務戦略、投資戦略やIRの最高責任者であり、加えて、リスクマネジメントやコンプライアンスにもコミットが求められる。社長の片腕というより、社長と合わせて企業経営の両輪ともいえる。メーカーでいえば、開発、生産、販売は社長の管轄であり、それ以外はすべてCFOの責任領域である。
問題は、「そんな人がどこにいる?」ということだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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