米屋が外債を売る
農林中金が外債投資失敗の損切として外債10兆円を売るそうだ(6月19日日経)。10兆円といえば上位地銀の総資産に匹敵する。売り方によってはマーケットインパクトがあるだろう。
年金のGPIFは運用資産の大きさから「クジラ」と称される。債券市場の王者農林中金は「米屋」と呼ばれていた。農中が出動するとマーケットインパクトがあるので、「米屋が売った・・・」などと言われて注目されていた。これから米国金利も下がろうかというときに担当者は残念に思っているかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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