「日本版ライドシェア」って何?

最近、タクシーがなかなかつかまらないなという経験をされた方が多いのではないでしょうか。そのような中で、車での移動に関し、新たなサービスの形である「日本版ライドシェア」が2024年4月8日から、都内(東京23区、武蔵野市、三鷹市)で開始されました。「日本版ライドシェア」とは、タクシー会社が研修や運行管理を行う運営主体となり、一般ドライバーが自家用車に有料で客を乗せることをいいます。

そもそも、有償で人を乗せるためには国土交通大臣の許可が必要であり(道路運送法4条1項、同43条1項)、運転者は第二種免許を取得しなければなりません(同法25条)。「日本版ライドシェア」の場合は、タクシー会社が労働条件を一般ドライバーに示し、必要な研修を行います。また、タクシー会社が運行管理主体となり、車両の整備を行います。事故が起きた場合の最終的な責任はタクシー会社が負うものの、一般ドライバーに対し任意保険への加入を条件としているタクシー会社もあるとのことです。

「日本版ライドシェア」を利用する際は、「GO」や「S・RIDE(エスライド)」などの配車アプリでの予約が必要となります。国土交通省が定めた利用時間内に、乗車地と降車地のどちらかを対象地域内で指定すると、事前に料金が示され、現地に到着し次第キャッシュレスで料金を支払う仕組みとなっています。

このようなライドシェアを利用する際は、安全性が確保されているかという点に加え、何かトラブルが起きた際は運営主体であるタクシー会社に連絡を取るなど冷静な対応が必要となります。今後、今回の「日本版ライドシェア」のような規制緩和が様々な場面で進むことが予想されます。便利になったという点のみならず、どのような仕組みが取られているかなどにも着目していく必要があるでしょう。

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