成年後見を使いやすく
認知症高齢者の保護のため後見制度がある。これを使いやすくするための検討がなされている(2月14日日経)。これまで終身であったものを期間限定に、包括的な保護であったものを範囲限定にすることなどが具体的に検討されている。
高齢化の進展とともに認知症患者も増え、その保護が喫緊の課題になっている。しかし、後見制度は硬直的で使いにくいとの評価がある。これが改善される方向だ。後見制度に比較すると、柔軟な制度設計ができるとされる民事信託の利用にも影響が出るかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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