岸田内閣改造
岸田内閣が内閣改造を行う。子供のころから不思議だったことのひとつは、なぜ内閣改造を頻繁に行うのかということ。大臣になればその人にとっては名誉なことだ。その名誉を分かち合うということなのだろう。裏を返すと、それなりの当選回数になれば、大臣というポストは、専門性のない誰でもできるポストだということだ。逆にその大臣が所管する各官庁は、自らの領域をタコつぼよろしく死守する。
もうひとつは、内閣の人事権は総理大臣の専権なのに、事前にダダ洩れしてしまうこと(唯一の例外は小泉政権か)。まるでマスコミに人事権があるかのようだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2024.10.24
奈良 正哉
ボーイング大幅賃上げ
ボーイングは組合のストに負けて、4年で35%(単純年8%超!)もの賃上げを提示した。他方、同社は航…
-
2024.10.23
奈良 正哉
インサイダー監視なめてる?
金融庁に出向していた裁判官がインサイダー容疑をかけられている。今度は本丸東証の職員がインサイダー容…
-
2024.10.21
奈良 正哉
長い書名
ヒット本の書名は長くなっているそうだ(10月20日日曜日日経)。ヒット本を読まないのでそんなものか…
-
2024.10.17
CFOはどこにいる
決算説明会や新聞紙上で、CFOの存在とその発言が目立ってきた。ラピダスではソニー出身の女性CFOの…