岸田内閣改造
岸田内閣が内閣改造を行う。子供のころから不思議だったことのひとつは、なぜ内閣改造を頻繁に行うのかということ。大臣になればその人にとっては名誉なことだ。その名誉を分かち合うということなのだろう。裏を返すと、それなりの当選回数になれば、大臣というポストは、専門性のない誰でもできるポストだということだ。逆にその大臣が所管する各官庁は、自らの領域をタコつぼよろしく死守する。
もうひとつは、内閣の人事権は総理大臣の専権なのに、事前にダダ洩れしてしまうこと(唯一の例外は小泉政権か)。まるでマスコミに人事権があるかのようだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.01.10
奈良 正哉
トヨタROE20%
トヨタはROE20%を目標とすると発表した(2024年12月28日日経)。一足早いお年玉だったろう…
-
2025.01.09
奈良 正哉
監査法人PWC中国
少し古いニュースである(24年10月30日日経)。監査法人PWC中国が、苦境に陥った不動産大手恒大…
-
2025.01.08
奈良 正哉
賃上げ継続
経済3団体の幹部はそろって5%以上の継続的賃上げの意向やその必要性を強調していた。5%なら十分に実…
-
2025.01.06
奈良 正哉
日鉄USスティール買収困難
明けましておめでとうございます。 日経新聞の年末年始の最大のトピックは、日鉄によるUSスティールの…