テック企業の栄枯盛衰
イーロン・マスク氏による残酷な大量解雇がなされたツイッター。同社だけでなく、いわゆるテック企業は相次いで大量人員削減に動いている(日経等)。バラ色の成長神話は現実のものとはならず、結果大量の余剰人員を抱えたことによるとされる。
加えて、テック企業の持つ成長も早いが、衰退も早いという性質もあるのではないか。大規模な生産設備や多年に及ぶ研究開発投資が不要な分だけ、参入障壁が低いのかもしれない。あるいは参入障壁を設けること自体、テック産業の性質と矛盾するのかもしれない。
ツイッターは日本では有名だが、世界規模ではSNS業界の15位だそうだ(今週号ニューズウィーク日本版)。10年後にはSNS会社のうち何社が残っているのだろう。20年後にはSNSプラットフォームという概念も残っていないかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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